叡啓で学ぶ

叡啓で学ぶ教員紹介

川瀨 真紀(カワセ マキ)

教授
博士(教育学)
研究室:322 å·å®¤
E-mail:maki.kawase@eikei.ac.jp
オフィスアワー:電子メールかTeamsでご連絡ください

プロフィール

これまで米国ミネソタ大学、広島大学での教員。調査分野は、日常の中の「経験」。

担当分野

調査デザイン

担当講義

Project Based Learning Exercise IA/課題解決演習ⅠA

Project Based Learning Exercise IB/課題解決演習ⅠB

Design Thinking, System Thinking/デザインシンキング、システムシンキング

メッセージ

担当科目の一つが必修の「課題解決演習」です。この科目は、プロジェクト型学修を使い、グループで進めます。
私たちの社会や身の周リに、実際にある様々な事から課題を見つけ、なぜその課題があるのか、どのようにすれば解決の糸口につながるのか考え、その解決方法を試します。基礎となる調査方法、解決方法の改善と評価・検証の方法も、しっかリと学んでください。
学生の皆さんが課題の本質を把握して、真摯に向き合う態度を育て合いながら、総合的な実践力を身につけ、 成長される様子に励まされています。

研究に関する自己PR

わたくし達の「経験」を捉え、考える調査を行っています。実際に体感する“時間”、“空間”、“身体”を枠に、誰もが持つ豊かな「経験」から、何か大切な本質的なことを見出し、活かす試みを進めています。

研究テーマ

  • 学びの経験
  • 人財育成における社会人の学び
  • 質的データによる暗黙知の理解
  • アクティブラーニングを進める教育プログラム開発
  • アクティブラーニングを進める教育プログラム評価

研究の特徴・内容

日常の中で起こる「経験」を捉え、解釈する調査方法は、現象学的調査といわれます。

これまで、現象学的調査を使い、新しい場に加わると、ひとは、どのような工夫をこらして、自分の‘世界’や‘自分自身’を創り、過ごすかを研究してきました。

たとえば、アメリカ合衆国では、外国生まれの女性の日常生活の経験について聞取りを重ねました。それぞれの女性が語った、「外国人」であるという彼女たちの経験、意味は、彼女たちがあり方、生き方として創る、自分たちの生活世界の中に示されていました。

「外国人的なこと」は、

・どのように暮らし、時間、空間、関係性を経験しているか

・どのように、ひととして満たされているか

という観点から、重層的に、織りなすように、空間的、社会的、文化的、経済的、政治的、個人的な世界の中で示されます。

アメリカ合衆国の社会で、長年、繰り返し起こる「外国人」に対するモラルパニックの中、彼女たちが、いかに複数の‘自己’を創り、複数の‘世界’の中で、創造的に成長していくかの様子を捉えました。彼女たちの経験からの学びは、「ひとの変容や成長は、決して直線的で固定的なモデルだけで捉えられない」という問いかけにつながりました。

現在は、自分の関心に向き合い、自分の学びを創りながら、自分の問いに真摯に向き合う学修機会をどのように創り、そこでどのような学びの経験があるのかを中心に、聞取りを重ねています。

論文リスト

  • HAMAMOTO, A., NAKANO, M., KAWASE, M., & SHIRASAKA, S. (2022). Integrating work engagement in leader identity development: Proposed method and statistical validation. International Journal of Japan Association for Management Systems, 14(1), 73-85.

    DOI: https://doi.org/10.14790/ijams.14.73

  • Nobuyuki Kobayashi, Aki Nakamoto, Maki Kawase, Makoto Ioki, Seiko Shirasaka. 2020. Evaluation of Assurance Case Description Method Using ISO 27001 for Merger and Acquisition. International Journal of Service and Knowledge Management, Vol. 4, No. 1, 61-75.

    DOI: https://doi.org/10.52731/ijskm.v4.i1.507
  • Yasuo Kogure, Nobuyuki Kobayashi, Maki Kawase, Seiko Shirasaka, Makoto Ioki. Proposal of Entrepreneur’s Behavior Process for Overcoming Japanese Type Valley of Death in Startup Companies. 2019. Review of Integrative Business and Economics Research, Vol. 8, No. 3, 102-112.
  • 小林延至, 川瀨真紀, 白坂成功. 2018. 情報システムを扱う業務に対するアシュアランスケース記述方法の提案. 日本経営システム学会誌 34 (3), 321-328.

    CiNii: https://ci.nii.ac.jp/naid/40021510964

  • Nobuyuki Kobayashi, Aki Nakamoto, Maki Kawase, Fiona Sussan, Makoto Ioki, Seiko Shirasaka. 2018. Four-Layered Assurance   Case Description Method Using D-Case. International Journal of Japan Association for Management Systems, Vol. 10, No.1, 87-93.

    DOI: https://doi.org/10.14790/ijams.10.87
  • Nobuyuki Kobayashi, Aki Nakamoto, Maki Kawase, Fiona Sussan, Seiko Shirasaka. 2017. What Model(s) of Assurance Cases Will Increase the Feasibility of Accomplishing Both Vision and Strategy? Review of Integrative Business and Economics Research, 7(2), 1-17.

    Review of Integrative Business and Economics Research (RIBER) RIBER Best Paper Prize.

著書

  • Maki Kawase. 2008. Crafting selves in multiple worlds: A phenomenological study of four foreign-born women's lived-experiences of being "foreign(ers)." VDM Verlag Dr. Müller
  • Skuza, J., Russo, J., Gates, E. & Kawase, M. 2006. Urban youth lead: Becoming the authors of their lives. University of Minnesota.
  • 編者:Geoffrey Maruyama/共著者:Geoffrey Maruyama, Martin Adams, Hilary Gebauer, Maki Kawase, Timothy Sheldon, Bhaskar Upadhyay, and Robert Jones. 2011. Building Community-University Partnerships: Learnings from Practice for Institutions and Individuals Engaged in Urban and Other Partnerships. University of Minnesota. 
  • 井上達彦, 中川功一, 川瀨真紀編著/東瀬朗, 永山晋, 佐藤秀典, 小阪玄次郎, 福地宏之. 2019.『経営戦略(ベーシック+)』中央経済社.

キーワード

調査設計、現象学的調査、プロジェクト型学修、アントレプレナーシップ教育