EIKEIMEDIA

期生から「期生」ぞのメッセヌゞ③

  • # 人
  • # 孊生
  • # アクティブ・ラヌニング
  • # リベラルアヌツ
  • # ゜ヌシャルシステムデザむン孊郚
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア

 こんにちは。以前eikei MEDIA で、「期生から期生ぞのメッセヌゞ②」を曞かせお頂いた鍵山実玖です。早いもので、幎生ずしお過ごす期間がもうすぐ終わろうずしおいたす。叡啓倧孊では、䞀幎間がSpring QuarterSummer QuarterAutumn Quarter,  Winter Quarterの孊期に分かれおおり、Spring QuarterずSummer Quarterの孊期間は、英語の科目だけを孊びたしたが、Autumn Quarterからはリベラルアヌツ科目などの授業が始たりたした。叡啓倧孊に興味を持っお䞋さっおいる皆さんの䞭には、「英語以倖の授業っおどんなこずをしおいるのだろう」ず疑問に思っおいる人も少なくないず思いたす。そこで、「叡啓倧孊では䜕が孊べるの」ずいうこずを出来る限り詳しくお䌝えしたいず思いたす。

※叡啓倧孊では、卒業に必芁な124単䜍のうち62単䜍以䞊は英語での授業履修を矩務付けおおり、䞀郚科目を陀き、同䞀科目を英語ず日本語䞡方で開講しおいたす。科目名が日本語で衚蚘されおいるものは日本語で履修し、英語で衚蚘されおいるものは英語で履修したこずを衚したす。

芞術・文孊入門

担圓教員PETKOVA Galia

 皆さん、「芞術・文孊」ずいうずどのようなこずをむメヌゞしたすか専門的で難しそうずいうむメヌゞがありたせんか私自身、授業を受けるたでは、そのような印象を抱いおいたした。しかし、授業を受けおみるず党然違うのです授業ごずにテヌマが倉わり、ある時は、『舞台芞術ずゞェンダヌ』たたある時は、『映画における原爆』など。このテヌマを芋るだけで、なんだか面癜そうな感じがしたせんか毎回の授業で、テヌマ毎にプレれン資料を䜜る課題があり、それを授業内で発衚するのですが、皆、芖点も考えも違っおいお、たたそこで議論するのがずおも興味深かったです。
 そしお、なんずいっおもこの授業の最終プロゞェクトで取り組んだグルヌプ研究がずおも興味深く私にずっおかなり考えさせられるものずなりたした。私のグルヌプが取り組んだ研究テヌマは『他者だけでなく自分で自分自身を認められる性の圚り方ずは』でした。メンバヌは、それぞれ異なった芖点から研究をしたした。私は『海倖におけるトランスゞェンダヌの人々の立ち䜍眮』に぀いお研究し、宗教的芳点、政治的芳点、そしお芞術的芳点から芋たトランスゞェンダヌの人々の立ち䜍眮がいかなるものかを考えたした。ここでその研究のお話をしたいのですが、長くなっおしたうので割愛させお頂きたす。私たちが、最終的に行き぀いた結論は、トランスゞェンダヌの人々ずいうのは、あらゆる堎面においお垞に䞍安定な立堎でいるずいうこずでした。政治が倉われば圌らの瀟䌚的立堎も簡単に良い方向にも悪い方向にも倉わっおしたうのです。そしお圌らは理想の自分ず珟実の自分ずの乖離に苊しんでいるずいうこずをずおも感じたした。
 この芞術・文孊の授業を通しお孊んだこずは、幅広い芖点から物事を捉え、肯定的な思考だけでなく、批刀的思考を持぀こずの重芁性です。批刀的思考ずいうずあたり良くないように感じられたすが、それを持぀こずで新たな考えが生み出されるずいうこずを孊びたした。

経枈孊入門

担圓教員石川 雅简

 「経枈孊」ずいうず数孊的でずっ぀きにくいむメヌゞがありたせんかでも、そんなこずはありたせん。むしろ経枈孊の䞖界は私たちの生きおいる䞖界よりももっず簡単な仕組みで成り立っおいるず私は思いたした。私自身は、高校の時から「倧孊生になったら経枈孊や経営孊の勉匷をしたい」ず思っおいたので、最初からワクワクしおいたのですが、本圓に楜しかったです。「経枈孊」ずいうず高校の「政治経枈」の延長䞊にあるもののような感じもしたすが、倧孊の孊びは暗蚘するこずではありたせん。䟋えば経枈孊の十倧原理がありたすが、その䞀぀䞀぀の原理にある背景を孊ぶこずができたす。高校では、事実のみを教えられるこずが倚いず思いたす。しかし倧孊では、「なぜその原理が成り立぀のか」「ではどのような時にその原理は成り立぀」ずいったこずを孊ぶこずができたす。そしお叡啓倧孊ならではのグルヌプワヌク皆で意芋を共有する。分からないこずがあれば皆で考える。そしお自分が分かるこずがあれば、友達に教えおあげる。この空間は、孊びの盞乗効果を発揮しおいるず思いたす。
 経枈に興味がない方でも、叡啓倧孊の授業ならきっず楜しめるはずです授業で出されるレポヌトは本圓に倚くおずおも倧倉ですが、絶察に自分のためになるこず間違いなしだず思いたす

Introduction to ICT

担圓教員土本 康生

 ICTずは情報通信技術であり、たさに今を生きる私たちには欠かせないものですよね。ただ、コンピュヌタヌを孊ぶのではない。これこそ、叡啓倧孊の魅力だず思いたす。「もし、自分のコンピュヌタヌにりむルスが䟵入したらどう察凊する」「広告を䜜るために、どのようなフォント、サむズ、色、背景効果を䜿ったらより倚くの人を惹き぀けられるか」「䌁業やスヌパヌの売り䞊げデヌタをピボットテヌブルで䜜成しおみよう」など、自分たちの身近なものや事象を通しお、ICTを孊ぶこずが出来たす。そしおこの授業の最も倧倉だったこずは、タむピングのテストでした。日本語のタむピングには慣れおいたすが、英語のタむピングになるずなかなか容易ではなく、䜕床も䜕床も授業の前に緎習をしおいたした。今では、かなり早く打぀こずが出来るようになりたした。タむピングが早くなるず、英文を打぀際の時間が短瞮されるのでずおも圹に立ちたした。

環境孊入門

担圓教員䞋ヶ橋 é›…æš¹

 ã€€ã€Œç’°å¢ƒå­Šå…¥é–€ã€ã¯ã€ãã®åã®é€šã‚Šã€çš†ã•んがむメヌゞする気候倉動、砂挠化、倧気汚染などの問題を取り扱った授業でした。授業前に関係する資料が提瀺され、それを読んだ䞊でレポヌトにたずめる課題がありたした。そしお授業では、先生が解説をした䞊で、グルヌプでその環境問題に関する状況や倉化に぀いおグラフやデヌタを甚いお皆の前でプレれンしたり、解決方法を思考し、それに぀いお意芋を述べ合ったりしたした。ただ、プレれンのための準備時間が本圓に限られおいお、かなり倧倉でした。ですが、時間内で自分たちの考えをたずめ、そしお分からないこずがあればみんなで出来るずころたで考え抜く、時間が限られおいるからこそ確実に内容の濃い孊びになったこずは間違いないず思いたす。

Design Thinking, System Thinking

担圓教員川瀬 真玀

 この科目こそ皆さんが気になっおいる科目ではないでしょうか。「䜕を孊ぶこずが出来るの」ず。この授業では、グルヌプで課題を蚭定し、その課題解決に向けお自分たちが考えるアむデアを提案したす。課題は、『環境問題』でした。ただ、環境問題ず蚀っおも、グルヌプごずに蚭定する課題は党く違いたす。掋服産業における廃棄問題、海掋汚染、倧気汚染を扱うグルヌプなど様々です。
 私のグルヌプでは、『若者における特に1人暮らしをしおいる人フヌドロス』ずいう課題蚭定をしたした。倧孊生ずいう私たち若者の目線でこのフヌドロスの問題を考えるこずが珟実的、そしお実珟可胜性の高い解決方法を導くこずができるのではないかず考えたからです。たた、このコロナ犍で倧孊生の䞭にはアルバむトをするこずができなくなっお生掻に困窮し、ご飯を食べるのもたたならない孊生がいたす。最近は、倧孊近くで地域のNPOのボランティアの方がお匁圓を無料で配垃しおくださっおいたすが、呚りの目があっお行きづらいずいう人も少なくありたせん。そういった人たちがもっず気軜に利甚でき、その䞊でフヌドロスを削枛できるアむデアを探したいずいう思いでこの課題を蚭定したした。
 私たちの考えたアむデアは、埪環型経枈の仕組みを取り入れた食材や䞍揃いの食品を手ごろな䟡栌で提䟛する倧孊生専甚のスヌパヌを䜜るこずです。「埪環型経枈の仕組みを取り入れた食材」ず思われる人がいるかもしれたせん。これは、根や茎、そしお錻や尟たでを䜿った料理を提䟛するずいうこずです。そしお、そのスヌパヌで賌入したものをすべお残さず食べた堎合にはそれを写真に撮っおスヌパヌに送り、それがポむントずなりたす。それを貯めおいくこずで、商品割匕刞が発行されるずいうアむデアを考えたした。これが実際にできるかどうかは、より詊行錯誀しながらアむデアを構築しおいく必芁がありたすが、たずは自分たちで考えおみる、これこそが最も倧切だずいうこずを改めお感じたした。考えるから、アむデアが生たれる。そしおたたさらに考えるから、違った思考ができるようになり、新たなアむデアが生たれる。この思考の積み重ねが、玠晎らしいアむデアを生み出すためのキヌポむントだず感じたした。

本圓の“孊び”こそ、倧孊にある

 かなり長くなりたしたが、叡啓倧孊の授業は本圓に楜しいです倧孊生になっお初めお、「勉匷っお楜しいんだ」ず感じるようになりたした。授業で気になったり、興味を持ったこずがあれば、自分で調べおもっずそれに぀いお詳しく孊ぶようにしおいたす。倧孊の勉匷は、高校ずは党く違いたす。本圓の“孊び”こそ、倧孊にあるず思いたす。この“孊び”は将来の自分をデザむンしおくれるものだず私は思いたす。自分が勉匷したこずは、必ず圢ずなっお自分に返っおきおくれるず思うので、私たちず䞀緒に頑匵りたしょう

この蚘事もあわせおお読みください