叡啓大学では、課題解決演習（PBL：Project Based Learning）をカリキュラムに導入し、学生たちは企業等と連携して実社会のリアルな課題に挑んでいきます。

私たちも、PBLに取り組む大学の教職員として、企業や非営利団体と連携して社会貢献につながることをしたいという思いから、企業等とコラボしたパッチワークバッグを製作しました！

今年度当初、本学の広報活動で使用するノベルティグッズについて、どのようなものを作るか検討していたところ、「社会貢献や課題解決を意識したものを製作できないだろうか」という議論になりました。

様々なアイディアが出た中で、「アパレル産業等の残布を活用したバッグ」が一例として挙がり、県内企業に協力を求めたところ、学生服販売店「株式会社いとや」から、裾上げ作業で通常は廃棄処分される学生服の残布を、無償提供いただけることになりました。

縫製は、「公益社団法人広島県就労振興センター」の協力を得て「社会福祉法人広島聴覚障害者福祉会アイラブ作業所」と「社会福祉法人おりづる　おりづる作業所」に発注することができ、企業と非営利組織、大学の三者によるパートナーシップで、一つずつ、個性あふれるバッグが作られています。

様々な学校の制服の残布をつなぎ合わせて製作いただくパッチワークバッグは、まさに、本学が大切にしたいと考えている「多様性」を表現するものであり、教職員一同、とても嬉しく感じております。

また、この取組は、SDGsの17の目標のうち「３ すべての人に健康と福祉を」「８ 働きがいも経済成長も」「10 人や国の不平等をなくそう」「12 つくる責任 つかう責任」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」の５つの目標達成に貢献するものだと考えています。

現在、「ひろしま夢ぷらざ」において、県内の障害者福祉事業所が協力して商品を出展する「2020セルプフェア（12月２日～８日まで）」に、パッチワークバッグが出品されています。皆様にも、お手に取っていただけますと幸いです。