企業や地方自治体等が実際に直面している課題を扱う
本学では、課題解決演習(PBL)をカリキュラムに導入します。
企業、自治体、NPO、国際機関が実際に直面しているリアルな課題に対して、学生は4名程度のチームを組み、事前学修やグループワーク、現地調査等を通じて本質的な課題を発見し、解決策を検討するプロセスを経験する演習です。1年次、入学してすぐに「ソーシャルシステムデザイン入門」および「課題解決入門」を必修で履修し、自分に足りない知識やスキルを自覚します。2・3年次では、企業などから提供された課題の原因を追究し、解決策の提案までを行う演習に複数回取り組みます。

課題解決演習(PBL)の流れ

叡啓大学実践教育プラットフォーム協議会
叡啓大学は、修得と実践のサイクルの中に実社会で生じている課題を教育に積極的に取り入れていくことができるよう、企業や自治体、NPO、国際機関と連携するプラットフォーム(叡啓大学実践教育プラットフォーム協議会)を構築しています。企業、自治体、NPO、国際機関の課題を演習テーマとして設定し、学生は解決へのプロセスを実践的に学びます。自ら考え行動に移し、答えを導き出す基礎を養えるのも、叡啓大学ならではの学びです。今後、協議会との連携もさらに充実していきます。
課題解決演習(PBL)の事例
叡啓大学実践教育プラットフォーム協議会
事業タイプ | 課題タイトル |
民間企業 (食品) | サラダの世界を広げることで野菜摂取を増進する |
民間企業 (精密機器) | 高齢者のフレイル(虚弱 Frailty)進行を予防するお手伝い |
民間企業 (地域活性) | 地域資源のレモンを育て続ける |
民間企業 (IT) | The active participation of highly skilled foreign professionals has yet to progress in small and medium-sized enterprises in Hiroshima Prefecture. |
公益財団法人 | 全理事の30%が女性理事となるよう取り組む |

企業の方の声 三菱食品株式会社 様(2024・秋クォーター)
広島県が展開する「おいしい!広島プロジェクト」の推進に向けて、「広島の食の魅力を考える~おいしい広島になるために~」をテーマにクライアントとして参加しました。その目的は、学生ならではの自由で柔軟な視点から、プロジェクト推進のための新たな気づきを得ることでした。実際に学生はテーマに対し、現状の販売促進における課題や「おいしい」という言葉の定義といった根本的な内容まで踏み込み、鋭い視点で考え、課題を導き出してくれました。学生たちの行動力と探究心に、広島県庁のご担当者も含めて、大いに刺激を受ける機会となり、また、学生の提案に大きな可能性を感じました。貴重な提案や新しい気づきをしっかりと反映し我々のプロジェクトをより多くの方々に共感していただけるよう推進していきたいと考えています。

