叡啓大学の最上階は "Eikei Top" と呼ばれています。この階からは広島の中心部やその周辺が一望できるだけでなく、空の様子もはっきりと観察できます。「空想」には格好の場所です。
2021年3月下旬から広島市に住むようになって、これまで住んでいた千葉県とは天候がかなり違うことを実感しています。
このコラムでは、気づいたことや思ったことを気ままに綴っています。

【 2024年7月24日 雷 】

今日、午前11時19分頃から正午頃にかけてやや活発な雷雲が広島市上空を通過し、この間に強い雨が降りました。雷鳴だけでなく稲光も見えましたので叡啓TOPから写真撮影を試みましたが、残念ながらうまく撮影できませんでした。

広島市で経験した雷は関東の雷と比べると出現頻度も小さく活動が穏やかに感じます。ところが、気象庁の統計によれば広島市での雷日数（雷を観測した日の数）の平年値は年間15.1日であるのに対して、東京では14.5日と広島のほうが多くなっていることは意外でした。

雷雲内では、あられ粒子（過冷却の雲粒と氷晶との衝突で形成される一般に円錐状の白っぽい雪粒子）と氷晶との衝突によって氷晶が正電荷に、あられ粒子が負電荷を帯びることで雲が帯電します。雷雲内では1 m あたりの電位差が約100 kVと非常に大きくなります。

雷雲が近づいてきた時には、頑丈な建物や自動車の中に速やかに避難しましょう。なお、雷雲が通過するまでは、金属の部分に触れないようにしてください。大きな木の幹の近くに雨宿りをかねて避難することは非常に危険です。

今日は本学で、高校生等を対象とした「授業見学」を実施しており、たくさんの生徒さんと保護者の方に来学いただいています。
帰宅される頃には雷もおさまっていると思いますが、どうぞ、気をつけてお帰りください。

【 2024年5月31日　気象記念日 】

6月1日は気象記念日です。

1884年6月1日から天気予報が1日3回発表されるようになったことを記念しています。
最初の予報は、「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ。」

日本全国の予報をたった一つの文で表現するもので、東京の派出所等に掲示されました。